2011年5月15日日曜日

「世界の工場」が稼動停止に、米国が恐れる中国の春節??

 不安は各方面に広がっている。ベイン?アンド?カンパニー(Bain&Company)のパートナーMuchahagi(音訳)氏は次のように語る。

 消費財を取り扱う企業を含め、われわれの一部の顧客も苦境に陥っている。多くの米国企業にとって、中国はもう低コスト?無限供給の源(みなもと)ではなくなってしまった。中国のブルーカラーも変化の時期を迎え、『労
働法』による労働者の賃上げ要求や、エネルギー源及び原材料の価格高騰も、中国の優勢を減退させている。

 このほか、中国政府はそのおもな労働力である農民たちに対し、土地を手放して沿岸部や大都市に出稼ぎ労働に向かうのではなく、農村に残り農作業をするよう呼びかけている。これにより「made in china」のラベルがついた商品は高価なものと
なった。

 小売業者向けのコンサルティング会社カート?サイモンのパートナーBruce Kern氏によれば、小売業を営む彼の顧客たちは、中国から仕入れる貨物が毎年10?15%の割合で増えているのを目撃しているが、中国人の希望職種も変わってきている。「中国人の生活の質が上がるにつれ、労働者もより収入の高い仕事を求めている。」香港でコンサルタン
トをしているヘンリー?フー氏は「上着や靴下を製造していた中国の労働者たちは、今ではサービス業やハイテク業界、自動車製造業等の分野に職を求めている」と述べる。

 そのため、Kern氏も顧客に対し、製品によっては中国がベストの選択であるが、すべての「卵」を中国という「かご」の中に入れないほうがいいとアドバイスしている。アパレル業界を sun rmt
中心に、産業移転が進行中である。Muchahagi氏は「注意してTシャツを見れば、今までよく目にしていた『made in china』の「china」が、ベトナムやインドネシア、バングラディシュ、コスタリカに変わっていることに気付くはずだ」と述べた。

 ジーンズや水着など、高収益のアパレル製造業が、米国カリフォルニア州で盛んになりつつある。「中国に発
注すれば12?16週はかかるが、もし、米国内でこれらの製品を製造できれば、小売業者はより早く在庫を補充できる」とKern氏は言う。また、一部の電子製品製造工場は生産拠点をモスクワに移そうとしており、そのほかの家電製品は米国で製造するのだという。

 ウィリアムズ氏は「われわれのプラスチック製品の30%は米国で製造している。高品質の製品が Perfect World rmt
必要で、通常は中国がベストな選択肢だが、納品延期や商品自体がないという状況はわれわれにとって非常に深刻な問題だ」と述べた。(おわり 編集担当:米原裕子)

【関連記事】
「世界の工場」が稼動停止に、米国が恐れる中国の春節(1)
関志雄:変貌する世界の工場?中国、中心は重工業へ高度化
駅にあふれる労働者「世界の工場」も金 nexon ポイント RMT
融危機の余波に
「世界の工場」人件費上昇の中で生き残りをかけて(2)
変化する中国の役割:「世界の工場」から「世界の市場」


引用元:信長 rmt

0 件のコメント:

コメントを投稿